震災3年目も泥を運ぶ(記事振り返り)
東日本大震災から3年が経ちました。節目ではありますが、ひと区切りではないという認識です。
これまで取材・執筆してきた記事を振り返ります。(順不同・執筆記事の全てではありません)
ボランティアをしながら取材を行った東北でも、いまもがれき撤去と行方不明者の捜索を続けている人たちが大勢います。工場という生活の糧が失われてしまった町で、新しい産業を生み出そうと奔走されている方々への支援も続けられなくてはなりません。
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被災地の困難をITはいかに解決することができるのか、問われ続けた3年間でもあったと思います。直下型地震がいつ起こってもおかしくないとされるここ東京も明日は「被災地」になるかも知れず、その備えは十分なのか?(そしてそれは先日の大雪による混乱などを見ても、まだまだ道半ばであると思えます)そんなことを考えながら都内でも取材を行いました。
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震災直後の混乱、あるいはとても神経を使う取材や記事上の表現に共に尽力頂いた編集担当の皆さま、現地で案内やサポートを頂いた皆さま、そして取材に応じて頂いた皆さまに改めて感謝します。
自分の専門領域からは、未曾有の震災によって詰まるところ「誰のためのITなのか」という本質的な問いが表面化したのだと捉えています。このあたりは以下の本で言及しました。
わたしにとってボランティアで泥を運ぶことと、様々な取り組みを記事で紹介することは同じくらい大切なことでした。3年という節目を経て、メディアの関心は離れていくのもまた事実ですが、引き続き復興の取り組みや、次なる災害への備えを追いかけていきたいと考えています。