大学でコンテンツの教育と研究を行います
この4月より、新潟県の敬和学園大学でコンテンツを中心とした教育と研究を行うことになりました。基本的に研究日には東京にいるようにしますが、打ち合わせや取材の調整などでご面倒をお掛けすることもあるかと思います。
産学連携カリキュラム、修士課程、博士課程と途中休学も挟みながら約10年間在籍した東京大学大学院を満期退学し、より教育と研究に軸足をおいた活動をしていくことになります。
とはいえ、私の場合、インタビュー取材と研究分野は地続きになっていますので、引き続き「お話し聞かせてください」とご連絡を差し上げることもむしろ増えるかも知れません。アニメを始めとしたコンテンツ産業は引き続き環境変化が続いています。その最前線を引き続き追いかけて行きたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。(コミケやマチ★アソビも引き続き参加……したいと思っております)
(以下宣伝です)教育・研究方面に軸足を置くということで、昨年度は共著で学術書の執筆に参加をしておりました。
コンテンツが拓く地域の可能性 -コンテンツ製作者・地域社会・ファンの三方良しをかなえるアニメ聖地巡礼-
- 作者: 大谷尚之,松本淳,山村高淑
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2018/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コンテンツツーリズム研究の第一人者である北海道大学の山村先生、そして愛媛大学でやはりコンテンツと地域振興の関係を研究されている大谷先生が企画された書籍に、コンテンツビジネスの視点から論考を行っています。
また、ソーシャルメディア方面では、法政大学の藤代先生にお声がけを頂き、アニメとソーシャルメディアの関係を、映画『この世界の片隅に』を事例として書籍の改訂に協力させて頂きました。
こちらの書籍にはやはり敬和学園大学で教鞭を執られている一戸先生やマストドン本でもご一緒した小林啓倫さんも執筆陣に加わっておられます。
これまで長く商業媒体への執筆を行ってきたため、論文・研究書の作法にはまだまだ不慣れで、先生方にはご迷惑もお掛けした面もあるのですが、研鑽しつつ引き続きコンテンツ・ITの最新動向を研究へとフィードバックする試みを続けて行きたいと考えています。引き続きご指導、ご鞭撻頂けますと幸いです。