Twitterへのバカ写真投稿と意識高い人に共通する病
冷蔵庫に入ったり、食材の上に寝っ転がったりする様子を写真に撮り、Twitterに投稿するのが流行っているようです。
朝日新聞デジタル:(ニュースQ3)モラルなきアルバイト店員の悪ふざけ、対策は? - ニュース
一部には、これを安いメニューを安い人件費で提供するいわゆる「マックジョブ」(個人的にはとても嫌いな表現です)に、その理由を求める人も居るようですが、それは違うと思います。高級ホテルや会員制のクラブなどでも、同様の事件が起こっているからです。また、コンビニはそもそもディスカウントじゃなくて定価販売してるよね、という指摘もありました。
フランチャイズ契約を即刻解除されたコンビニ店もありましたが、気の毒なのはオーナーです。
もちろん監督責任は免れませんが、バイトの心ない行為で積み上げてきた物が一瞬で失われるわけですから。
@a_matsumoto 仕事失うといってもアルバイトだったりしますし、職歴に傷がつくわけでもない。ある意味でやり得になってますね
— 神田憲行 (@norikan2) August 6, 2013
では、なぜこんな事が流行っているのか?
実際に当事者に理由を尋ねてみたいところですが、いわゆる「意識の高い人」にも共通する一種の病がそこにはあるのではないかと考えています。
- (非常に観測範囲の狭い)周囲に迷惑を掛けていないのだから良いではないか、という判断。
- 日常的に近くにいる「大人」が適切なフィードバックを与えていない。そういう人を遠ざけている。
- RTなどソーシャルメディアでの反応をポジティブな「評価」と勘違いしている。
仮に、このように共通する背景がそこにあるとすると、アクセス向上のためにはいわゆる「炎上」を良しとするブロガーさんが、こういった事件の理由を職場環境に求めるのは、滑稽だし彼らが言うところの「上から目線」な話だなと思った次第です。
(2013/08/073:16追記)
これを書いてから、店長さんの以下のエントリーを知る。
「うちら」の世界 - 24時間残念営業
そう、彼ら(バイト)がバカだ、という一言では片付けられないんですよね。
とはいえ、明らかに損害を与えている訳で、まず責められるは彼らだし、社会的な責任を認識してもらう必要がある。(本当は一線を越える前に、周囲の大人が諫めないといけないのだけれど)
バイトの責任を明確にする、という意味ではお店の(特に契約を切られたような)オーナーが、バイトを訴えるような例があっても良いはず。あったっけ?
— まつもとあつし (@a_matsumoto) August 6, 2013